【アイシールド21】ヒル魔妖一 勝ちへのこだわり 名言・名シーン

アイシールド21

勝つためにやってんだ

勝つ気ねえがんばりなんざ 何の意味もねえ

春の都大会2回戦。vs王城でのヒル魔妖一の言葉です。

アイシールド21において、最も勝ちを狙いを定めているキャラクターはおそらくヒル魔でしょう。

非情な選択をせざるを得ないときも、ヒル魔はためらいません。

その背景には、父の存在があります。

35巻から始まる世界大会編、決勝(アメリカ戦)前日に明かされるのですが…。

日本でチェスのトッププレイヤーだった父。

ヒル魔幽也はプロの集まるアメリカに挑戦します。

しかし、その舞台では持ち味だった攻撃的なスタイルが通じず、モデルチェンジを余儀なくされます。

慣れないプレースタイルでは結果を残せることもなく、彼のアメリカ挑戦は失敗となってしまうのです。

これが影響して、ヒル魔妖一という人物像が出来上がったのでしょう。

今回はそんなヒル魔が、デビルバッツの成長とともに遂げてきた変化を、彼が残した言葉とともに振り返ってみたいと思います!

アメフトに偶然はねえ ラッキーパンチってのは狙って出すもんだ

春の東京都大会二回戦。

王城との試合にて、”高見 → 桜庭” のパスを狙ってインターセプトにする作戦”を打ち出すときの言葉です。

プレーを成功させるための執念と準備を感じますね!

十分よ 0%じゃなきゃ 勝負を捨てんのはまだ早え

同じく春の王城戦のセリフ。

頼みのアイシールド21が進を抜くことができず、大差をつけられてしまう泥門。

ですが、わずかでも可能性がある限り、勝利を狙い続けるヒル魔が描かれています。

俺らにはそれしかねえんだ

太陽スフィンクス戦、タッチダウンを取り合う展開になるもキックで差が開いていきます。

その流れで、

なぜ、泥門がオフェンスに全集中を注いでいるのか?

についての話が出てきます。

その答えは、僅差だとキックの差でタッチダウンごとに1点ずつ開いていくためでした。

つまり今の泥門にとって、勝てるチームの在り方が大差をつけることができる攻撃型だということ。

ヒル魔の性格による方針かと思われていましたが、戦略的な考えでした。

キッカーであるムサシがチームを去ってから…。

この方針に切り替えたリーダーとしての”判断””葛藤”が混ざった一言で、感じることが多々あります。

1%負けるんだぞ

秋の東京都大会。

2回戦の相手は、評価が泥門よりも低い夕陽ガッツです。

ヒル魔の割り出した勝率も99%で、チームが緩い雰囲気となってしまいます。

そこで放ったヒル魔の一言。

メンバー全員の顔が一瞬で引き締まりました。

逆の立場として、常に評価を覆す試合をしてきたからこその重みのある言葉でした。

背が高い方が勝つんじゃねえ アメフトが強い方が勝つんだ

秋大会準々決勝、巨深ポセイドン戦。

長身選手が揃う巨深に対し、特に体格差があるセナ・モン太・小結は、試合前に不安に陥ります。

そんな中で、身体能力に恵まれていないことを把握しつつも、闘い方の工夫でトッププレイヤーたちに挑んでいったヒル魔だからこその一言です。

最初にこの場面を読んだだけではこの感想は浮かびませんでしたが、一周したことでこの言葉の深みを感じますよね!

チャンスなんざ最初から ここしかなかったんだよ…!

勝率0.1%と言われ始まった、東京都大会準決勝の西部ガンマンズ戦。

泥門はキッカー ムサシの復帰もあり接戦に持ち込んみますが、 あと一歩足りません…。

そうみんなが思ったところで、出したのがヒル魔の最初で最後のキッドへの策です。

ムサシの言葉を借りると、

「どんな土俵際にも、なんか奥の手を隠してやがる」

誰よりも勝利へのルートを考えているからこそ、皆からの信頼もありますよね!

泥門の勝率はもう0コンマ数%っきゃねえ状態なんだかんな

関東大会一回戦、神龍寺ナーガ戦。

前半終了時の点差は、0-32。

観客のなかには勝利を諦め、席を立つ人も出てくる状況です。

そんな中、チームの勝利を常に考えてきたヒル魔が、衝撃の言葉を発します。

この試合はもう勝ち目なんざねえ

ケガだけはしねえように闘え

テメーらには来年がある

しかし、この後の言葉がみんなの認識を共通のものとしてくれます。

ヒル魔がわずかに勝率が残っている試合を捨てるわけがない。

全員がヒル魔を信頼していたからこそ、ここから奇跡を起こせたのです。

それまでのヒル魔の言動が活きた場面でしたね!

執念だ 死んでも勝ちてえっつう 奴が一番勝率が高え そう読んだだけだ

関東大会準決勝、王城ホワイトナイツ戦。

最終シリーズの王城の攻撃はゴールライン目前。

そこでセナが流血により、交代を余儀なくされます。

代わりになる能力の選手がいない中、ヒル魔が選んだのは…。

雪光でした。

守備の経験もなく、体力も完全に切れていた彼を選んだ理由。

それがこのセリフとなっています。

秋の大会メンバー発表のことを思いださせます。

能力面から外れた雪光を、最後の重要な場面で出場させるというところにグッときましたね!

テメーのキック力だけを信じる

最後はクリスマスボウル、帝黒アレキサンダー戦です。

司令塔として最後に犯した唯一のミス。

「仲間を信じること」

セナが大和を抜くときをずっと待っていました。

しかし、タイムリミットを過ぎてしまいます。

これまでとは違い、その事実がわかってからもヒル魔は試合を続けます。

この辺りからもヒル魔の変化を感じ取れますね!

そして、セナが大和をついに抜き、タッチダウンを取った後のキックオフ。

ヒル魔は初めて仲間に向けて”信じる”という言葉を用います。

それはムサシ・栗田とデビルバッツを創設して以来初めてのこと。

最後のヒル魔の変化が良い方へ転がっていく場面は感動してしまいます!

まとめ

ヒル魔の勝負へのこだわりに関連する台詞をピックしてきました。

やはり最後にヒル魔の心境に変化が現れる点に、作品としての深さを感じます!

勝利絶対主義とは言い切れませんが、時には辛い選択もし、結果を出してくるヒル魔から学ぶ場面も多々ありました。

次回は、また別のメンバーにもスポットを当て、まとめてみます!

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