「五分五分とみてる」
両チームの指揮官(ヒル魔と筧)が表現した試合。
身長差に泥門が打ち勝つことができるのか?
そんな泥門vs巨深の名言と名シーンをまとめてみました!
背が高い方が勝つんじゃねぇ アメフトが強ぇ方が勝つんだ
試合に勝つために一番重要な要素は何か?
それを思い出させてくれるヒル魔の一言です。
周りからの評価や評判などに耳を傾けると、何が重要かわからなくなります。
身長では圧倒的な差をつけられている泥門ではありますが、大事なのはどちらが強いか。
そして、勝つのは泥門だとチームを鼓舞する言葉でもあります!
『進化の天才』水町に 弱点は無い!!
陽気なキャラクター、そして恵まれた体格と抜群の運動神経。
そんな水町に対して、誰もが思うことは、
「生まれつきの天才」
でも、彼の真価はそこにはありません。
カナヅチから全国大会優勝まで上り詰めた、中学校水泳部時代。
そして、進学先で始めたアメフトでも、努力の才能を発揮します。
そんな彼だからこそ、筧に呼ばせたのでしょう。
『進化の天才』だと。
運送屋の腕っ節 ナメさせんじゃねぇぞ!!
身長差を埋め、水町に対抗するべく特訓した小結。
スタートの立ち合いで対抗しようとしますが、互角にまでしか持っていけません。
そうなってくると身長差で負けてしまう…。
うつ向いているところに父から熱いメッセージを受け取ります。
武器って一人じゃ気づかないことが多いですよね。
それは自分の中では当たり前だからです。
小結もそう。
そして彼は、一番のストロングポイントである腕っ節で挑みます!
母さんから立派な小せえ体をもらったじゃねえか
見事、武器である腕っ節とデメリットだと考えていた背の低さを活かした”リップ”で水町を破った小結。
試合前、体格のハンデを背負ったことを母にぶつけてしまいます。
しかし、今はその体格だからこそ打ち勝てた。
胸を張って誇る父と涙ぐむ母が映るこのシーンに、感動してしまいます…!
この一対一で俺が勝つなら ウィッシュボーンはもう効かねぇ…!!
モン太を後ろにおいて、ランの破壊力をました作戦”ウィッシュボーン”!
見事に展開していき、試合には負けているものの泥門優勢に持ち込みます。
そんな中、筧が思いついた”ウィッシュボーン”を止める方法。
それは、1対1でセナを自分が止めることでした。
戦況を冷静に分析したうえでの、エース対決を制すという自信。
この自信が彼の強さにつながっているのかもしれませんね!
今の泥門にやる気のねえザコはいねえ 一人二人の天才が引っ張るチームとは訳が違うってこった
“ウィッシュボーン”対策で前に出てきた巨深ディフェンスの裏を突く形で成功した瀧へのロングパス。
全員が一丸となって、闘う泥門を表現したヒル魔の言葉には、現在のフットボールをできている喜びがあるのでしょう。
そのシーンで映る溝六が、渋い表情をして栗田・ヒル魔・ムサシの3人で闘っていた過去を思い返しているのも、しみじみとします。
そして一年後なんて いいわけ無いだろそんなの!!
「三年生がいない泥門はまた来年クリスマスボウルに挑戦すればいいだろ!?」
こう言い放った水町は自チームの三年生の思いも引き継いで闘っています。
そして彼らは今年がラストチャンス。
その思いを吐き捨てます。
それに対してセナは、ヒル魔、栗田、雪光、そしてムサシがいない一年後を想像します。
泥門の二年生にとってもこの大会が最後。
それは水町が思うことと同じです。
だから負けられない。
こんなところで先輩たちとのアメフトを終わらせるわけにはいかない。
どちらも負けてほしくないと思ってしまう場面です…。
練習は嘘をつかねえ…!!
後輩たちに威厳を示すべく、常に上に立つように見せている小判鮫。
しかし、それはしっかりと行動にも結び付いており、水町らのめちゃくちゃな練習にもついていきます。
それが結果として結びつき、奪ったタッチダウン。
筧らの先輩へのリスペクトがうかがえる場面ですね!
『勝つ事』チームのエースだけは死んでも負けちゃいけねえ
もう筧を抜くしかない。
チームのラストプレーを託されたのは、セナでした。
試合残り時間18秒、5点差。
タッチダウンを取れば、そのまま逃げ切り勝利となる状況。
そんな状況ですが、まだ一度もセナは筧を抜けてはいません。
そこでモン太の一言。
セナのそばにいるからこそ、信頼と期待のこもった言葉です。
抜けるのか抜けないのか。
セナの出した答えは…
「抜きます」
こうして、ラストプレーはセナに託されたのでした。
モン太のエース論、そして親友の友情にはいつも胸を打たれてしまいます!
今までで一番楽しかった…
ハリケーンゴーストで見事、筧を打ち破ったセナ。
残り2秒のラストプレーはゴール前30cmの力勝負。
小判鮫ら巨深上級生は高身長の下級生に託します。
そして…
最後には、小結の一押しで勝利した泥門。
水町は、ともに戦った小結へ敬意を払います。
そして込み上げてくる涙。
小判鮫は6年間のアメフト人生を振り返り、最もきつかったけど楽しかった一年だったと皆に伝えます。
打ち込めるものに最大限力を注ぐからこそ得るものがある。
勝利だけが得られるものじゃないですね。
巨深が柱谷を倒した時は、悪役という感じで倒してほしい相手でしたが、
ここまで感情移入してしまうチームになるとは思いませんでした…!
まとめ
巨深戦の名言・名シーンまとめでした!
普段、フォーカスの当たらない小結が注目されるということで、
私自身も身長差を感じる場面は多かった人生だったこともあり、好きな試合の一つです。
また秋大会に入って初めてセナが新たな壁にぶつかる試合でもありました。
困難な状況に立たされても、あきらめずに突破口を探すところこそ、
セナやデビルバッツらしさですよね。
ここからは混戦が増えてきて、名シーンも増えていきます。
お楽しみに!
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