東京大会準決勝の相手は、最強西部!
キッド率いるショットガンフォーメーションにどう対抗していくのか。
司令塔ヒル魔の導き出した西部戦の勝率は、ほぼ0%…。
攻撃型の両チームの決着はどうなるのか!?
- 全員で血まみれになって 最強西部の喉笛にしがみついてんじゃねーか! このまま見捨てる気かよ!それでいいのかよ!!聞こえてんだろ!!武蔵!!!
- どうにかなんねえのか… どうにもならんな
- そうだ あの眼は諦めなんて貧弱なもんじゃねぇ 僅かな可能性に喰らいついて待つ事だけに賭けた眼だ… 待つ…? 誰を…
- 笑わせんなくそがき!!
- 泥くらいくらでもかけろ
- あれから1万3千297時間と49分遅刻だ
- やっと揃ったんだ ついに今このベンチに泥門デビルバッツ全員がよ…!!
- あの温厚な男がフィールドに立った途端 湯立つほど熱いラインに激変する…!
- 逆風から這い上がってきた者たちだけが持つ力 最強の座への執念だ…!
- キャッチの最強だけは!譲れねえんだ!!
- 行けよセナ お前の行きたい方に…!
- 100点差でも1点差でも 負けは負けです
- まとめ
全員で血まみれになって 最強西部の喉笛にしがみついてんじゃねーか! このまま見捨てる気かよ!それでいいのかよ!!聞こえてんだろ!!武蔵!!!
前半だけで20点差をつけられた泥門。
そんな中、懸命に追う泥門メンバーをみて、コータローは画面越しに武蔵へ呼びかけます。
最強キッカーの称号を手に入れるべく、ムサシとの対決を望んでいるコータロー。
最強の座を賭ける点で泥門とコータローの共通点が浮かび上がってきます。
率直な思いを込めた声が響く名シーンです。
どうにかなんねえのか… どうにもならんな
高校に入っても同じアメフト部でクリスマスボウルを目指していた栗田・ヒル魔・武蔵の三人。
しかし、親父さんの入院をきっかけに、武蔵はアメフトをあきらめてしまいます。
ヒル魔と栗田の二人と話し合うことになりますが…
解決する方法は他にはない。
やるせない気持ちになってしまう場面です…。
そうだ あの眼は諦めなんて貧弱なもんじゃねぇ 僅かな可能性に喰らいついて待つ事だけに賭けた眼だ… 待つ…? 誰を…
1年前、試合途中にデビルバッツを抜けてから。
ムサシの頭にいつもあったのは、栗田・ヒル魔とともに誓ったクリスマスボウルへの夢なんでしょう。
抜けることを話した日と同じ眼をしているヒル魔。
そして、待っている相手は…。
自分の中で答えが出ているムサシの、泥門への思いが描かれています。
笑わせんなくそがき!!
TVの試合に思うところがあるムサシを一喝する親父さん。
その一発は入院時に弱っていた鉄拳が力を取り戻していました!
というのも、石を握って威力を上げていたから…。
それほど親として息子に後悔の無いようにやらせてやりたかったのでしょう。
親は偉大だと感じさせられる場面です!
泥くらいくらでもかけろ
それでもなお、武蔵工務店の心配をするムサシに対しての親父さんの一言。
工務店を一人で支えてきたものとして、育ててきた下の者への信頼もこの言葉から受け取れます。
そして、工務店メンバーも集結。
親父さんの期待通り、頼りになるメンバーたちが資金も集め、ムサシの制服まで取っていてくれました。
ムサシはようやく自分の気持ちに正直に、試合会場へ向かいます!
あれから1万3千297時間と49分遅刻だ
誰もが待ち望んでいたムサシの登場!
いや、誰よりも待っていたのは栗田とヒル魔でしょう。
離れていたのはとてつもなく長い時間ですが、思いは途切れたことはない。
その証明を、前半最後のプレー。キックで見せます。
普段の会話のように装い、遅刻を表現するのはヒル魔らしさを感じますね!
やっと揃ったんだ ついに今このベンチに泥門デビルバッツ全員がよ…!!
ついに…、デビルバッツの全メンバーが終結!
それは16巻、142nd downでようやくです!
それとともにヒル魔に攻撃のすべてのパターンが揃うことになります。
見開き1ページで全員が映る場面は、最高です!
あの温厚な男がフィールドに立った途端 湯立つほど熱いラインに激変する…!
ムサシが戻ってきて、最も影響があるのはやはり栗田・ヒル魔の二人。
燃える栗田と、より楽しそうなヒル魔。
ムサシのキックを計算に入れ、栗田のパワーを活かし、中央でのプレーを展開していくヒル魔。
三人の特性を活かしたプランに読者としては、胸が熱くなります!
逆風から這い上がってきた者たちだけが持つ力 最強の座への執念だ…!
超攻撃型の両チームの闘いは、文字通り打ち合い。
タッチダウンの応戦になります。
そんな中で、泥門に優位があるとすれば…。
王城の監督、庄司の一言です。
読者としては、デビルバッツが逆境を乗り越える場面を何度も見てきたからこそ、応援したくなる。
それを後押ししてくれる一言ですね!
キャッチの最強だけは!譲れねえんだ!!
最後のチャンスでインターセプトを託されたモン太。
特訓で鍛えたバンプも何もかもここまで通用しませんでした。
しかし、最後に信じたのはそのキャッチ力。
見事、無敵の鉄馬の指をキャッチし、ボールを浮かせることに成功します!
譲れないものを持っていることが力になることを教えてくれる場面です!
行けよセナ お前の行きたい方に…!
モン太のカットから、ボールを奪取したセナ。
いち早く危険を察知していた陸を避ける為、ラインの方へ流れ、1ヤードでも進めようと一度は考えます。
しかし彼の目に映った一つの光景。
陸を抜けばタッチダウン。
迷うセナに、モン太の気持ちが表れています。
ともにチームの花形ポジションを任されていますが、お互いに認め合っていることがわかる場面ですね!
100点差でも1点差でも 負けは負けです
激戦の末、破れてしまった泥門。
進の一言は、無残に頭に残ります…。
一人一人のクリスマスボウルへの思いは違えど、目的は一緒でした。
それがあのような形で、あきらめきれません…。
しかし、ヒル魔の口から、正真正銘ラストチャンスの3位決定戦が告げられます。
泥門がクリスマスボウルに行くと思っていたので、まさか敗れるなんてことがあるとは思いませんでしたね!
まとめ
秋大会に入って、初の格上との闘いとなった西部戦でした。
勝率ほぼ0%から、巻き返したのがすごいですね!
なによりこの試合のテーマである、栗田・ヒル魔・ムサシの三人の関係が明らかになり、
そして、ムサシが戻ってきたことが一番胸を熱くさせる場面でした。
次回は正真正銘のラストチャンスとなる3位決定戦です!
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